徒然なるままに

島から脱出する自担が最高におもしれー男だった話

 先日、といってもはや2週間前のことになるが、Snow Manが誇るリーダーこと岩本照さんが『アイ・アム・冒険少年』の企画 脱出島に参戦した。

 これはその熱い熱い3時間に腹がよじれるほど大笑いし「自担、おもしれー男!」と一生分叫んだ一オタクの手記である。

 

 

 まず今回の脱出島、予告の時点でおかしかった。予告だけで私のTLは大盛り上がりを見せる。バキバキの上裸で火起こしするひかるの予告が流れ脱出島にひかるが出るとわかるやいなや、TLには「虫は大丈夫か。船酔いはしないか。朝起きられるか。メンバーは連れていかなくて大丈夫か。」という言葉が溢れかえり、「虫大丈夫」がトレンドに入り、しまいにはTLにひかるを乗せる船になりたいと言う人まで現れた。

 脱出島に出た人の中でいまだかつてここまでの筋肉質な見た目をもってしてここまで心配された人がいただろうか。オタク、ひかるを守る気満々すぎる。

 かくいう私も「オレ、ヒカル、護ル、魂デ」の気持ちが生まれ、になろうと思った。(←お前も大概)

 下に載せたツイートでわかるように、この人間、予告を見ただけなのに騒ぎすぎである。実際この何倍も騒いだ。でもそれくらいひかるが脱出島に出るのは私にとって大事件だったのだ。

 そんなこちらの動揺を知ってか知らずかひかるからは「とにかく楽しかった」「奇跡的に船酔いしなかった」という報告をブログで受け、ひとまずほっと胸をなでおろすオタク。

 

 

 

 

 そして迎えた12月13日。とうとう冒険少年オンエアの日である。

 すの日常ザムにあげられた、めめこじに挟まれ最後は佐久間君からの「ひかる、がんばれー!」をもらってニコニコ笑顔でナチュラルになかやまきんに君の「パワー!」のポーズをするひかるを見て、風呂に入り(←偉い)身を清めて精神統一してからチャンネルを冒険少年に合わせた。

 

 

 

 

 今回の魅力といったらまずはなんと言っても溢れ出る埼玉愛。番組開始時に突如としてTwitterに現れたさいたまポーズで爆笑。

 

 埼玉loverが「翔んで埼玉」のさいたまポーズ知らないはずがないけどバチバチにキメ顔で上裸で埼玉ポーズするとは思わんだろう。

 ここまでされたら埼玉も本望である。てか私が埼玉だったら惚れる。ひかると、ひかるを生み出した己に。

 

 

 

 そして島に降り立つひかる。まず目がいったのが足元。この男、足袋を履いている…!SASUKEの時やドローンと対決する時に履く足袋を今回履いてきた。これだけでもひかるのやる気がうかがえる。その心意気や、ヨシ…!と私が感慨にふけっていたその間にひかる、脱出島上陸。


 「すごーい!」「自然にスキップって出るんだ♪」とびょんびょん跳ねてるひかる。「木大き~い!」と目をきらきらさせるひかる。『初めてってすばらしい!』のテロップをあてられるひかる。

 …初っ端からひかるプリチー節全開である。足袋履いてるのに。生きてるだけでプリチーな人間の笑顔、あまりにも眩しすぎ。

 これに対して「こどもやん」「少女みてえだな!」って言ったあばれるくん、あまりにもこちらの素質がある。てか多分隠しきれてなかったんだろうね、溢れ出るかわいい命の片鱗が。足袋履いてr(わかった、わかったから…!)

 

 そして放たれた勝ちしか見えてないって言ってます、筋肉が。の一言。

 これでこそひかるである。そしてこれで終わるひかるではない。筋肉吟遊詩人は北関東3県について自分の筋肉を指しながらこう言ったのである。

ひかる「埼玉は二頭筋、東京は大胸筋、栃木は大円筋、群馬は前鋸筋

私「…なんて???」
 この世に自分の筋肉で北関東三県の構図を説明した人がいたか?否、おそらくいない。…この人間オモロすぎる。『岩本照筋肉語録』を出版する際はぜひ取り入れてほしい。てかマジでなんて???

 

 上陸して早々脱出できそう!と鯉のぼりのお父さんに乗っかり海に出ようとするひかる。ニコニコして作ったお父さん鯉のぼり全然乗れないし、脱出開始5秒でいかだ崩壊して不憫でかわいかった。そんなことでへこたれるひかるではないけれど普段あそこまでわたわたするひかるは滅多に見られないから新鮮でしたね。

 そういえばこの脱出する時のいかだに鯉のぼり使うひかる、めちゃくちゃ好きだった。埼玉が有名だからってこととめめこじを見立ててってことはもちろんわかるんだけど、最終的に鯉のぼりで島を脱出するひかる、字面だけでかわいい。

 企画の趣旨に忠実ゆえにプリチーになってしまう人間、本当に好きですよ。

 それから埼玉情報を若干のドヤ顔とともに披露してくれるひかる。埼玉県の快晴日数一位って言ってる人がとんでもなく雨男だってこと、日本中の人に知ってほしい。自分が雨男であることをなぜか少し誇らしげに教えてくれる愛すべき人間だってことを世の中に知らしめたい。

 

 

 ここから本格的にひかるの脱出島生活(超短期)が始まる。

 

 水分を求めて「岩本も森のなかへ…」なんていうおとぎ話の導入みたいなナレーション(そうかな?)とともに歩みを進めるひかる。

 そこでひかるが出会ったのは、バッタ。

 まさかバッタも自分とひかるとの対決(というか顔合わせ)がCMをまたぐなんて思いもしなかったと思う。中学時代に遭遇したバッタには完敗って言うし、これを機に仲良くなれるかもって言うひかる、あまりにもひかるだった。虫のこと嫌いじゃないけど苦手って言うところが健気というか配慮があるというか、いいですよね。

とはいえケンミンクイズでガリガリ君のことを「ガリガリ君さん」って言うし普段から「シカさん」やらなんやら命に対してはさん付けするけど虫には絶対さん付けしないひかる、線引きがちゃんとしてて良い

 結局触れなくて梅干しみたいにシオシオな顔をしたひかるに対して「SASUKEの壁より低いやろ!」ってツッコんだスタジオの康二くん、愛だったな〜。あと「ひかるがバッタと対峙する時に流れてた音楽、オリンピックと一緒だよ」って言う文言をTLで見かけて爆笑した。なんでだよ。

 

 

 なにはともあれ水分を確保したひかるは綺麗な水を手に入れることにした、はいいんだけどここでひかる許せない案件が生まれるとは思わなかった。

 「濾過スタートォ!(高音)」のひかる。←泥水に向かってなんだその可愛さは。

 ずっとやりたかった〜ってニコニコしながら水飲むひかるの顔が徐々に曇っていくの見て水が配慮しろよ、と無理を言うオタク。無理すぎ。


 そしていよいよ脱出島といえばの火起こし。康二くんから借りた火起こし器を使うってところでそういうところも好きだが…と思っていたら、火起こしし始めて秒で「前腕パンパンだよ!前腕パンパンなんじゃん!」ってキャッキャしてるひかる。普通に変態だったけど『なんだか嬉しそう!』のテロップ、ひかるにゲロ甘。

 そうこうしてるうちに火種ができてあとは息を吹き込むだけ!の段階でバク宙するひかる、バク宙がうますぎて全然手の位置変わってないせいで全く火種に風送られてないし、本人はいたって真面目な顔してるから余計面白かった。

 

 てかなんで火起こしの時は上裸で虫に対しては完全防備なんだよ。「ひかる服脱がされがち♪」じゃないんだよ、着なさい服を。

 そして無事着いた火を熱い熱い言いながら離さずに7秒も持ち続けるひかる。「掴んだものは離したくないんで」じゃないんだよ、離しなさい火を。

 ここらへんは「おもしれー男」ゲージと「おい無理するな危ないだろうが、火のほうがひかるに配慮しろよ」というダル・オタクモンペゲージが乱高下してた。オタク不整脈

 

 

 

 火が起こせれば次はいかだの資材集め…ということで島を散策するひかる、その目の前にはU字工事さん。面白いことが起こる予感しかしない。

 遭遇ミッション発動!ということでかんぴょうに見立てたゴムを引っ張り合うひかるとU字工事さん。そして筋トレで鍛えた肉体と精神力をもってして無事勝負に勝ったひかるが言い放った言葉。

 「栃木にまつわるあらゆるもの頂きます」何を言い出すんだこの人間。

 ど真面目な顔して「栃木にまつわるあらゆるもの頂きます」て言った後U字工事さんの渾身の持ちネタ「ごめんねごめんね〜!」はとんだド畜生。バラエティノリを解りすぎてる。ひかる、おそろしい子…!

 そのあと栃木を失うどころか日本語も失って英語しか話せなくなったU字工事さんがさすがに栃木を返してほしいと土下座でのお願いをしてきたことに対する返答。

ひかる「ただ砂浜に栃木置いてきちゃったんで…それ拾ってくれれば全然

私「…なんて?」

 

「ただ砂浜に栃木置いてきちゃったんで…それ拾ってくれれば全然」(エコー)

 …一生聞かんフレーズすぎる。

 どういう意味かわからずに砂浜に向かうU字工事さんの行方を見守ると、砂浜にちょこんと書かれた「とちぎ」の字。そんなことある?なんでそんなかわいいことする?

 てか奪ったあとU字工事さんが栃木を取り戻しに来なかったらずっと浜辺にちょこんと置かれてたと思うとオモロすぎる。ひとりぼっちの栃木。

 ここで私の「ひかる、おもしれー男」ゲージが最高潮に達した。

 これはその時の私のツイート。

 想像するだけで愛しくなっちゃって世界平和を歌い始めるオタク、自担に負けず劣らず変な人間である。これもすべてひかるのせいだね。

 

 

 

 夜も深まり調味料ゲットのためのモリ突き。ひかるの意気込みは「生きて帰ってくることが目標。」←番組のモリ突き企画の中で一番重い一言。

 泳げなかったのにSASUKEのために練習してそれが脱出島でも生きていることがうれしかったな。ひかるの努力の全てが糧になっていることが目に見えて。泳げるようになったとは言ってもまだ完璧ではないだろうひかる。なにしろ壁が高いほど燃える男だし、一年後とかにはダイバー検定やらモリ突き検定やら取ってる可能性すらある。

 海水飲みまくって1時間以上も粘ってひかるが取った魚がちいこ魚2匹とタコ1匹なのめちゃくちゃひかるっぽくないですか?

 スタッフに「小さいですね」と言われても「でも一匹は一匹なんで」とド真面目で答えるひかる。ちいこいちいこい魚を手のひらにのせてこちらにみせてくれるひかるは、自分がまるで大事にしてる宝物を見せてくれる子どもみたいに見えていることを知らない。(そう見えているのはオタクだけです)

 タコとの決闘も激アツでしたね。冒険少年でひかるが引っ張りあった相手、U字工事さんとタコ。なんでやねん。

 意地でもタコをうどんと思い込もうとするひかるも面白かった。どう見てもタコだけど。まごうことなきタコだけど。そのあと脱出中にもタコで作った草加せんべい草加せんべいだと思い込もうとするひかるもよかったね。

 私はオタクなのでこの気持ちでいました。

 しかも最初の持ち物確認してみてください。この人ちゃんと麺棒持ってきてますよ、ガチでうどん作る気だったんですよ。うどんこねてるひかるも見たかったけど、くるんくるんに丸まったタコを意地でもすすろうとするひかるが見れたから結果オーライってことで。

 

 

 夜。寝る時の格好も「おもしれー男」ゲージがじわじわ上がった。お父さん鯉のぼりって寝る時にも使うんだ。最初の脱出で背骨バキバキにやられたお父さん鯉のぼり、なんとここで2度目の活躍である。酷使。

 まあでもお父さん鯉のぼりに包まって寝るのはなんかスタイリッシュ(そう?)だしまだわかるんですよ。私がおもろいな…と思ったのは顔を守る段ボールが鳩時計みたいに観音開きになってたこと。その扉からこちらを覗くひかるの「虫から守れればいいんです、ダサくても」のまっすぐな目、忘れられないな。兄ちゃん、なんでひかるの目はあんなに澄んでるん?

 浜辺に打ち上げられたダンボール食ってる鯉のぼりみたいに寝るひかるのこと、虫から己を守ろうとするあまりプリチーオモロになってるひかるのこと、なんかずっと好きでいようと思う。

 

 

 夜明け、そしていよいよ脱出。ひかるwithめめこじ鯉のぼりの脱出が始まる。

とことん朝が弱いひかるが小鳥のさえずりで起きたのかさざ波で起きたのか、はたまた…とそこはかなり気になるからいつか未放送SPをやってほしいところ。

 鯉のぼりを指さして「お父さん鯉のぼりはひかる、これは目黒、こどもは康二」って説明するひかる。「いくぞ!おー!」て気合い入れた後鯉のぼりに対して少し小声で「ほらおーって!おーっ!」て声かけ頼むひかるはもちろんそんなひかるに対して「ちょっと寂しいんやろうな」とつぶやくスタジオの康二くんと微笑む目黒くん、すごくよかったですよね。

 それにしてもひかる応援ソングとして宙船を選曲しためめこじもまさか自分たちが鯉のぼりになって一緒に船漕いでるとはつゆほど思わなかっただろうな。康二くん途中で流されるし回収されるし。

 「いかだ上から撮ってもらっていいですか?映えると思うんで」のひかるはギャルが出ててたいへん良かった。

 

 脱出の途中少し進みが悪くなって「仲間出していいっすか?」って言って『埼玉』と書かれた帆を取り出したところ、最高だった。

 黒色無双で黒々としたためた『埼玉』…こころなしか『埼玉』も誇らしげに見えましたね。どこまでも埼玉愛が強くてなぜか私まで埼玉を第二の故郷かと錯覚するかと思った。一度も足踏み入れたことないのに。

 でもそんな最終兵器『埼玉』もあまり役に立てなくてすぐ回収をお願いするひかる。サバイバルにおける判断が早い。…こころなしか『埼玉』もしょげてたように見えましたね。

 

 時間が進み体力的にかなり負担がかかっていた時間帯のひかる。穏やかで落ち着いたそれでいて自分に言い聞かせるような「頑張れ頑張れ大丈夫大丈夫。ここまで進んで来てんだから。みんな待ってる」の声が一番じーんと来ましたね。

 きっとこの人は今までこうやって自分を鼓舞して一歩ずつ一歩ずつ壁を乗り越えてきたんだろうなということを真正面から感じてしまってなんとも言えなくなった。

 放送されていない分の長くてきつい海の上の時間があったかと思うと胸がいっぱいになる。きっとこの何倍も自分を奮い立たせて少しずつ少しずつ進んだんだろうね。わたしは「高い壁ほど燃える」ひかるが、その壁を持ち前のセンスとそれを大きく大きく上回る地道な努力で乗り越えていくところが好きです。

 

 いよいよ勝負も終盤。

 ひかるの姿が1番に見えた時、ひかるが康二くん鯉のぼりに再会した時、私は少し泣きそうになった。でもひかるは泣かなかった。充実感に満ち溢れた良い顔をしていた。

 ひかる、脱出達成、そして優勝おめでとう。

 

 

 正直に言うとがっつり泣くかもなって思っていた。でもずっとずっと笑っていた。真面目ゆえに面白くなってしまうひかるを見て。ド真面目にボケるひかるを見て。そうはならんやろを繰り返すひかるを見て。それほど楽しかった。逆にこのブログを書いている今が一番泣きそうかもしれない。

 最初から最後までずっと命がきらきら輝いていて本当に楽しそうだったよね。好きな人が楽しそうだと自分もこんなにも嬉しいってことを改めて感じた。

 最初の「20代入ってからゼロからコツコツ続けることに出会えた喜びが大きい」の一言が本当に好きだったな。この人のこういうとこが一番好きなんだよね。いつだって進化を求めて上を目指す飽くなき人。応援しているだけなのにその姿に鼓舞されて自分も頑張ろうって思える。アイドルってすごい。

 「皆さんに飾らない姿を見せたい」といったひかるの姿、全部知ってるひかるだったよ。外ロケで初めて見るひかるの意外な素顔じゃなくて、ずっと知ってるひかるばっかりだったよ。私はそれがすごく嬉しかった。そしていつものように「ひかるの魂が好きだが…」と噛みしめたし改めてひかるを推してる自分を誇りに思った。これからもひかるが飾らない姿でまだ見ぬ景色を見せてくれると思うと心の底からワクワクしちゃうね。

 

 改めてめちゃくちゃ良い番組だった。中村さんのこともU字工事さんのこともすぐに好きになった。みんな脱出できて本当に嬉しかった。楽しかったな!すごく。

 

 

 

 最後に。

 初めて脱出島に降り立った時のひかるよりも、気合い入れるためにめめこじ鯉のぼりに発破かけるひかるよりも、森でバッタに出くわした時のひかるよりもバカデカ声で言いたい。

 

ひかる、真面目で真っ直ぐで熱くてお茶目で格好良くて変わってて可愛くて…

 

最高におもしれー男!